アルフレッド・ヒッチコック

裏 窓 Rear Window
       1954 <> サスペンス・ミステリー
 サスペンスだけどコミック。
 足を骨折してベッドから動けない主人公の中年カメラマンが、
 退屈しのぎに自宅アパートの裏窓から向いの住人たちを観察
 (というか覗き)していて、殺人らしき事件を目撃。
 通いの看護婦のおばさんと恋人とで推理をすすめていく。
 主人公とヒロインの微妙な恋愛事情も絡んでいて、
 看護婦のおばさんが主人公になげる忠告の台詞が粋です。
 他にもこの二人の会話のやりとりは面白くて洒落ていて、
 おばさんほんとにいかします。
 ヒロイン(グレース・ケリー)の服や髪もクラシカルで素敵。
 コミックなオチとラストカットには思わずにやり。
 いくら裏窓でもそこまで全開は不自然でしょ、
 と最初につっこめるところも好き。 




















サム・メンデス

アメリカン・ビューティー American Beauty 
                 1999 <> ドラマ・コメディ
 アカデミー賞作。
 TV で放映されたとき、これってコメディだったの ?
 というくらい真面目に見てました。
 そういえば間が抜けてたけど、何か生々しくて笑えなくて、
 コミカルではあるけどあくまでシリアス作品として観ました。
 主人公はステキに駄目な中年男で、
 はたから見ればさらに堕落していく駄目な男の話でしかなさそう。
 でも男の中ではそうじゃなくむしろ高みに向かっているのであって、
 そのつきぬけた境地から見た世界は...
 涅槃です。
 死ぬときはこうありたいというか、
 頓死でなければ自然とそうなるものかもしれません。
 眠る前に「 いまわのきわ 」を物凄くリアルにシミュレートしてみると、
 不思議と良い記憶だけ...というかすべてが美化されて浮かんでくるので、
 感動して嗚咽できます。
 でこのラストはとてもよいのです。
 あと目線が主人公だけでなく周りの人物達にも均等にふってある感じが
 いいなと思ったような気がします(うろ覚え)。
 真っ赤なバラだったり風に舞う真っ白いビニール袋だったり、
 印象的なカットもちらほらあって、
 そのうちまたじっくり観直したい映画です。
 (追 :でも視点をスイッチするとやっぱり逆で、シリアスめかした
 コメディですね。 騙し絵みたいで、よくできてるなぁ唸。)
 














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ジョナサン・デミ

羊 達 の 沈 黙 The Silence of the Lambs
            1991 <> ホラー・サスペンス
 食人鬼で天才精神科医の、ハンニバル・レクター博士。
 演じるアンソニー・ホプキンスが、限りなく素敵でかっこいいので。









ジョン・シュルツ

バンドワゴン BAND WAGON 
           1996 <> ドラマ
 メジャーを目指すバンド青年たちのお話。
 かなり笑いました。 絶妙な間の抜けさかげんなのです。
 まずメンバーを集めるところから始まって、バンドができて、
 でツアーに出かけるのですが、
 クセ者ぞろいのメンバー達にはトラブル続出。
 見ていて応援しつつ、どうしても笑わずにいられない間抜けぶり。
 例外はドラッグマニアのギタリスト(ケヴィン・コリガン)で、
 何か雰囲気あるこの人の演技がこの映画にひと味加えてる気がする。 















         
ティム・バートン

シザーハンズ edward SCISSORHANDS 
           1990 <> ファンタジー
 まがいもののファンタジーみたいな作りがかわいい映画。
 軽いタッチで進むストーリーはキッチュでユーモラスで、
 ハサミ男の悲哀もただその一部という印象。
 でも最後にヒロインと離れる場面では、ハサミ男の哀愁の表情で、
 一気に世界へさらわれます。このジョニー・デップの演技が好き。
 ハサミ男の純粋さが切ない素敵ファンタジィ。
 













ロベルト・ビーネ

カリガリ博士 Das Kabinett Des Dr. Caligari 
           1919 <> ホラー・ミステリー・サイレント
 白黒無声の町に起こる連続殺人事件。
 白黒なのに画面のトーンがクッキリ見えるのは、
 その効果を狙ってセットを極彩色に塗っていたためらしい。
 前衛美術的な書き割りのセットや、登場人物のコマ送りみたいな動き、
 カリガリ博士の人離れした風体がなんともシュール。
 ミステリーとしても面白く、とにかく博士がやばくって怖ぃのです。
 DVDがほしいくらいの素敵作品。
  














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(一部データをお借りしています)

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